市長近況短信 No411 (7月上旬号)


《これからの10年に期待》

        ~夕張市長を表敬訪問~
 
 私にとって夕張は、高倉健さんが主演で、倍賞千恵子、武田鉄矢、
桃井かおりさんなどが出演された11977年(昭和52年)に公開さ
れた山田洋二監督の映画「幸せの黄色いハンカチ」の舞台です。
 万国旗のように黄色いハンカチがたなびくラストシーンは、有名
ですが、炭鉱の町夕張の賑わう商店街や、大勢の子どもが遊ぶ住宅
街も描かれていたことを覚えています。
 炭鉱で栄えた夕張は、1970年代から石油へのエネルギーへの
転換が進む中で、炭鉱事故の頻発なども重なり、急激に衰退してい
きました。1990年には、最後に残っていた三菱炭鉱が閉山し、
経済基盤を失っていったのです。その後の炭鉱住宅5000戸など
の公共施設の買い上げ、大規模な観光施設の借財が大きな財政負担
となったと言われています。

 今回、夕張に行ってみて地形的な厳しさに気が付きました。翌日
に訪問した剣淵町は農地や水田地帯が遥かに広がり、パッチワーク
の様に見渡すことができますが、夕張の山峡の地形は、大規模な農
業には適さないのです。
 現在の夕張市は、ビニールハウスでのメロン栽培(夕張メロン)、
花畑牧場、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭などにより地方
創生の町おこしが進められています。マルハニチロ夕張工場や夕張
ツムラの真新しい工場も印象的でしたが、36歳の鈴木直道市長、
頑張っているなと思いました。

 そんな中で夕張映画祭は、1989年から現在まで続く国際的な
映画祭です。『じんじん』の一作目もエントリーし、2013年に
第23回ゆうばりファンタランド大賞を受賞し、主演の大地康雄さ
んは人物賞を受賞されています。
 我が「じんじん~其の二~」秦野編についても、法政大学の同窓
の縁もある主催者の市長に、売り込みをさせていただきました。映
画祭は公開前の作品であることという原則があるそうですが、市長
応接室で夕張メロンをいただきながら、厚かましくお願いをさせて
いただきました。

 もうひとつ紹介します。それは、たまたま入った、新夕張駅近く
の栗下食堂で味わったB級グルメ「カレー蕎麦」です。道産子のそ
ば粉で打った腰のある蕎麦は、胡椒が効いていて、スパイシーなカ
レー出汁が絶品でした。
「市長を訪ねた」と話しますと、カウンターの向こうからかんばん
娘のお嬢さんが、『鈴木市長の「これからの10年」に期待してい
ます。』と話してくださいました。
 鈴木市長は、今年3月に、2029年までの13年間で「地域再
生」に138億円を投資する新たな計画を、高市早苗総務相の合意
を得て発表されました。この財源の柱は「ふるさと納税」だそうで
す。
 「個人ばかりでなく、企業版ふるさと納税で、ニトリホールディ
ングスやツムラから数億円の寄附が決定しました。これを財源に、
平成31年度には複合施設を、32年度には認定こども園を、34
年度には診療所を開設するなど、矢継ぎ早に政策を打っていきます。
 また、メタンガスの採掘や若者や子育て世代への投資など、10
年間ずっとやりたかった、みんなが待ち望んだことを形にして、景
色を変えていきたい。」とされています。

 全国から注目されている夕張市ですが、政策が市民からしっかり
と注目され評価されていることは、市長として大きな励みになって
いると思います。
 また、鈴木市長と法政大学の同窓会でお会いできる日を、楽しみ
にしています。


私の世代には、ぐっとくる景色



絶品のカレー蕎麦


同窓の鈴木市長と
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