市長近況短信 No415 (8月中旬号)

《平和への強い思いを新たに》
           

 広島と長崎に原爆が投下され、先の大戦が終わりを告げてから、
72年の歳月が過ぎようとしています。現在の平和で豊かな社会は、
多くの犠牲の上に築かれてきたことを、私たちは決して忘れてはな
りません。
 私は、核兵器の廃絶と世界の恒久平和を願う世界中の自治体の長
で構成する、「平和首長会議」の一員として、8月9日に長崎市で
開催された「被爆72周年・長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に
参列いたしました。
 この式典には、市内の中学校から一人ずつ、9名の中学生も、
「ながさき訪問団」として私と一緒に参列してくれました。式典終
了後、団員のみんなに感想を聞くと、
「長崎原爆死没者追悼平和祈念館では、展示物を見た瞬間に言葉を
失いました。大きなショックを受けましたが、平和について考える
上で、この地を訪れることができて本当に良かったです。」
「戦争などの国レベルの話だけでなく、生活の中の『いじめ』など
も、平和につながる大切な問題だと思います。」
「長崎で見て、聞いて、感じたことを、学校に戻ってから友達に伝
え、広めていきたいと思います。」など、若者らしく純粋に、自分
たちの言葉で思いを伝えてくれました。

 秦野市は、戦後50年を迎えた平成7年から、原爆や戦争の悲惨
さ、命の尊さを直接、肌で感じ取ってもらうため、親子で広島を訪
問する平和啓発事業を続けています。
 平和を愛する市民の代表を、広島と長崎に同時に派遣することは、
私の長年の目標でした。そして今回、議会の御支援を得て実現でき
たことを、大変うれしく思います。
 団員の言葉のとおり、広島と長崎には、平和への思いを次の世代
に伝える「大きな力」があります。そこは正に、平和を願う人々の
「聖地」であると感じます。
 「親子ひろしま訪問団」と「中学生ながさき訪問団」の皆さんは、
8月12日に開催した「はだの平和の日のつどい」で、それぞれの
活動報告を行ってくれました。また当日は、「ピースキャンドル」
や「平和行進」なども含めて、たくさんの市民の皆さんに御参加・
御協力をいただきました。平和を愛する市民の強い思いに接し、
市長として大変うれしく、また心強く思いました。

 世界に目を向けると、いまだにテロや紛争が続いています。平和
への道のりは依然として遠いと感じますが、市民の皆さんと共に誓っ
た「平和への強い思い」を胸に、愛する秦野を守り、次世代へ引き
継ぐため、これからも全力を尽くしてまいります。


式典会場で訪問団のメンバーと



平和への誓いを新たに


ひろしま、ながさき両訪問団の皆さんと
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