市長近況短信 No416 (8月下旬号)

《丹沢志塾 公開講座を開く!》
           
 数ある漢字の中で好きな文字がいくつかあります。その中の一つ
「志(こころざし)」。辞書で引くと①心に決めた目的とあります。
 この文字を使った「丹沢志塾」をご存じでしょうか?平成26年
3期目の市長選を終え、新しい課題に向けてスタートした時、若者
たちに政治へ目を向けて欲しいと望み、私自身が塾長となり開いた
「政治塾」です。小池都知事のように対立軸を作って公募するといっ
た派手なものではありませんが、真剣に政治に取り組みたいと考え
ている若者なら、職業・性別・住居を問わず、小論文の選考を経て
許可しました。開塾から3年半経ち、駅頭などで演説をする姿を目
にとめていただいた方もあるかもしれません。
 そんな志塾がこの度取り組んだのが公開講座です。大勢の方々に
会場まで足を運んでいただくわけですから、大変な準備とエネルギー
が必要です。

 さて、第1回の公開講座は8月26日(土)東海大学前駅・タウ
ンニュースホールで行われました。特別講師は東海大学学長の山田
清志先生。演題は「大学と地域連携の未来像ーCCRCの実現に向
けてー」です。参加者へは、明日へのまちづくりを一緒に学び考え
てみませんかと呼びかけて。
 東海大学建学より本年で75年。次の100周年へ向けて、大学
も地域との連携を探る方向として「サラリ」とした関係。「ベッタ
リ」とした頼り寄りかかったものではなく、各々の役割を果たしつ
つ、利用できるところは利用し合おうという提案でした。
 例えば、通常18才で入学して来る学生たちは、この時点で既に
有権者。社会的責任のある「大人」として住民登録をし、選挙には
投票所へ足を運び、事前に候補者の政策を知る努力をするなど、有
権者としての当たり前の行動ができる人材を育てていくのが大学の
役割の一つであるということ。
 一方、地域では、大学をどのように活用するか、地域生活の質の
向上を目指して欲しい。社会人や地域の人々への大学の壁を低くし、
大学で学んでみたい地域の人々の希望を掘り起こす、リタイアした
人たちのコミュニティを大学の周辺に作りたい。これにより、大学
も18才人口の減少による学生減という厳しい状況から抜け出し、
地域のリタイアした人との輪ができ、知的好奇心を保つことで健康
を維持し生きがいとなる、学生たちも人生の先輩方と接することで
知らない世界を学ぶことができる。人々が集まることにより、地域
の消費は増え、地域も潤うという四方両得という結果を得ることが
できる。
 プロジェクターを駆使した講座は判り易く、学長の人柄の滲み出
るものでした。

 公開講座を主催した丹沢志塾の面々は、多くのことを学んだと思
います。私を含め反省点はありますが、大きな行事を無事に終えた
という自信は、困難な山に向かって登りきった者にのみ与えられる
ものだと考えています。昭和50年28才になったばかりの私の前
に立ちはだかった大きな山を乗り越えた時の高揚感と同じようなも
のを味わってくれたのではないてしょうか。
 ご来場の皆さん、お力添えくださった方々に感謝あるのみです。

 



塾生が作った手作り看板



パソコンを操作しながら話す山田学長


映像を見ながらの受講は理解が深まります
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